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2009年 07月 25日
世界を舞台に活躍しているケニア在住の報道写真家・千葉康由さんのミニトークショーは無事に終了しました! 「世界報道写真展2009」(恵比寿・東京都写真美術館)の開幕にあわせて帰国していた千葉さんをはじめ、1週間前の決定にもかかわらず、高円寺まで来てくれたたくさんの皆さん、ありがとうございました! 今回のトークショーは、ナイロビの電車の中で歌い踊る人々の光景から始まり、終始和やかな雰囲気でした。報道写真に関心のある方々や千葉さんとケニア時代をともにした元協力隊のメンバーなど、みなさん興味津々で参加してくださり、積極的に質問も飛び交う1時間半。次々と投げかけられる質問に、千葉さんはすごく率直に自分の想いと現状と課題について語っていました。 今後も、こうした「写真家を身近に感じることができる」ミニトークショーは行っていきたいと思いますのでご期待ください!(ウライ) デイズフォト通信の初イベントとして千葉康由さんのトークセッションに行ってきました。小スペースで、参加者との少人数セッションとあって、1時間半にわたって親密で和やかなトークが交わされました。 前半は2009年世界報道写真コンテスト受賞作を中心に、ケニアでの部族間の戦いに密着した臨場感あふれる作品の数々をスクリーンで鑑賞。ケニアの抱える社会的問題や撮影裏話などを、ユーモアを交えながらわかりやすく解説してくれました。 中には凄惨な殺戮や死体をおさめた写真もありましたが、ケニアの空の青、マサイの戦士がまとう真紅の布、カラフルな民族衣装、漆黒の肌と白い歯…そのまぶしいほどのコントラストが、現実感を失わせる不思議な世界を生み出しています。何よりケニアの人々の底抜けに明るい笑顔といったら! そこには私たちのイメージする「貧しく悲惨なアフリカ」とはかけ離れた、愛らしく力強い人間の姿がありました。千葉さん自身も「ケニアに行って人と話すことがもっと好きになった」とか。 そんな千葉さんのキャラクターもあってか、後半の質疑応答コーナーでは参加者からさまざまな質問が続出。「戦闘に接近して危ない目に遭ったか」「受賞して変わったことは」「撮影交渉のやりかた」など写真に関することから「ナイロビのマンションではどんな暮らし?」「どうしてケニアに行ったの?」「食事はおいしい?」などプライベートなことまで、あらゆる質問に千葉さんは1つ1つ丁寧に、おしげもなくノウハウや失敗談を披露。「これからも、あまり知られていないアフリカの日常風景を発信していきたい。もともと好きだった動物写真も今後の課題」と、今後の撮影テーマを語りつつ、「いずれは日本を撮りたい。日本は世界のどこにもない、とてもユニークな国だと思いますね」と久しぶりに帰った日本の印象を静かに語ってくれました。(ライター/アキエダ)
by daysphotopress
| 2009-07-25 21:26
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